【おたよりコラム】安心の場所
4月、新しいことが始まる季節。新しい学年に、新しい教室、楽しみなことがたくさんある。けれども、不安もたくさん。新しいクラスに、新しい先生。たくさんの気持ちが溢れる4月だけれども、どうやってクラスの発表があったのか、入学式や始業式になにをやったのか、まったく覚えていない。覚え...
【おたよりコラム】遊びから身につく自信
とん、とん、とん、とん、家の前でボールの音が響く。私の家の前はすぐ道路だったけれど、住宅地の一番はじっこで、道路の向かいは土手になっているような場所。車もそう通らない。なので、家の前の道路が一番よく遊ぶ遊び場になっていた。チョークで道路に絵を描いたり、縄跳びや竹馬をしたり、...
【おたよりコラム】相手のことを想う
学校の外、正門から出てちょっとのところ、道のはじっこに、ふたりの女の子になぐさめられながらひとりの女の子が泣いていた。その様子をみつけた男の子は、ものすごく複雑な気持ちで、自転車に乗りながら通り過ぎようとしていた。 その日は2月13日、翌日が週末で休みということもあり、この...
【おたよりコラム】大きな幸せと小さな幸せ
「あなたはこれからどうなりたいの?」という質問にこたえながら、これからやりたいことを整理していたのが私の2018年の始まりでした。これからやってみたいことを考えながら、それを叶えている姿を想像し、ワクワクしている自分がいました。そうやって思い描いたことこそ、今の私の将来の夢...
【おたよりコラム】ただただ歩く
ついちょっと前まで暑い夏だったと思っていたら、早いものでもう冬休み。年末年始をどう過ごそうかなと考えてみたりしている最近です。年末年始と言ったらおじいちゃんおばあちゃんの家がある愛知県に戻る。というのが子どもの頃のお決まりの過ごし方だった。戻った先で会うのもお決まりの人たち...
【おたよりコラム】こころの整理
「やだ」「やりたくない」「だって~」言い始めたらきかない男の子がいた。すぐ怒り、すぐ泣き、すぐすねる。わがままで、自分は何でもできる、何でも思い通りになる。そう思っているような子だった。母と約束したルールを何度も破る。姉がやっていることは自分もやっていいこと、姉が持っている...
【おたよりコラム】あたまの中で
小学生クラスの授業でトランプをつかった神経衰弱を行った。対相手ではなく、ひとりで行い、何回で全てのカードをとることができるかという記録との勝負。1年生から6年生まで全員同じルールでハンデもなし。なににも頼ることなく、頼れるのは自身の記憶だけ。そんなシンプルなゲーム。やはり学...
【おたよりコラム】見えない部分
「やった!学校がはじまる!」夏休みが終わるころ、学校が始まることを、友だちに会えることを心待ちにしている小学生の私がいた。学校が好きで好きでたまらなかった私。学校の授業も、登下校の長い道のりも、休み時間も、給食も、どれも大好きだった。なにより友だちといることができるというこ...
【おたよりコラム】素敵な力
6月28日の朝、母からきていた連絡をみて、目が覚めた。「清香が陣痛と戦っています」という連絡に続けて、「6月28日 1時41分 誕生しました」という連絡がきていたのだ。予定日は7月と聞いていただけに、「生まれたの?」というのが最初に感じたことで、鳩が豆鉄砲を食らったというそ...
【おたよりコラム】母の心配
今年の5月、とても幸せな5月でした。母の日と私の誕生日が重なった今年の5月14日、ようやくというべきか、ついにというべきか30歳になりました。たくさんの人に『おめでとう!』と声をかけていただき、とても幸せな誕生日をすごさせていただきました。30になったからなにか変化があった...