【おたよりコラム】出会いが今につながる
しばふハウスに待望のピアノがきた。しばふハウスを作ってから2年半、あったらいいな、とずっと思ってきたものだった。次の4月から土曜の午前にリトミックがはじまる。その先生が置いておくから楽しんでといってくれたのだ。もう誰よりも楽しんでいるのは私自身。朝から弾いていたり、気づいた...
【おたよりコラム】いろいろな形
テニスの全豪オープンを優勝し、世界ランキング1位になった大坂なおみ選手。技術はもちろん体力や精神的な強さも本当に素晴らしいと思う。でも私が一番「あぁ、素敵だなぁ」と感じたのは、試合後のエピソード。大阪なおみ選手が記者会見を終え、お母さんに電話で試合の報告をしたときのこと。世...
【おたよりコラム】ねこがみつかって
「ちょっとお願いがあって、これをしばふハウスにはってもらってもいいですか?」そう言われて、渡されたのが、『探しています』というポスターだった。2019年がはじまってすぐのこと。しばふハウスによく来てくださっている方からのお願いだった。どうやら1月1日に、おうちで飼っていたね...
【おたよりコラム】なんでもできる
習い事のスイミングが終わった後のこと、車で迎えにくるはずだった母がまだきていなかった。「お母さんが見つけやすいところまで少しだけ歩いてみよう」と大通りまで歩いてみた。「この道を歩いていればすれ違うことはないし、自分も見つけられるから、もうちょっと歩いてみよう。お母さんも自分...
【おたよりコラム】一言で
「おい!いまなんていった!なんていったんだよ!」突然の怒鳴り声に、歩いていたランドセルの子が立ち止まる。急にでてきた大人が、つかつかと詰め寄ってきて、目の前に立つ。ランドセルの子は、まずいことをしたという表情になる。まわりを歩いていた子たちもみんな立ち止まっている。それでも...
【おたよりコラム】素直の強さと向き合う強さ
夏の暑さも落ち着いていた日の昼過ぎ、ゆっくりと道の向かいにあるセブンイレブンへお昼ごはんを買いにいっていた。歩いて帰ってくると、外のしばふにでて、私をよんでいるお母さんがいる。だれか怪我でもしちゃったかな。そんなことを思いながら、早足になる。入り口に着くと、「虫が」「大きい...
【おたよりコラム】自分で決める
しばふハウスをはじめてから2年が経ちました。2年がだいぶ前のようにも感じるし、つい最近だったようにも感じています。よく2年前のしばふハウスを始めたころのことを思い出します。そしてキッズクラブをはじめようと決めたときのことも。そのころからずっと支えられてばかり、周りに助けてく...
【おたよりコラム】見えない世界
夏休み間近に控え、暑い日が続いていますが、ちょっと冬のお話。中学3年生。霜柱ができるほどさむい冬の朝のこと。サッカー部だった私はまだ日の昇る前の暗い時間、始発のバスに乗り、電車に乗って、学校へ行っていた。学校について練習着に着替え、校庭へ。ころがってきたボールを思いっきり遠...
【おたよりコラム】人を変えるほどに
土曜日、小学校で運動会があった。「いけ!がんばれ!がんばれ!」そう心で強く思う私。気づくと心の声が大きな声になっている。知っている子が1位になると自分のことのように嬉しくなり、ぐっと手に力が入る。がんばる姿に、全力を出した後の嬉しそうな表情に『感動』といえばシンプルな言葉だ...
【おたよりコラム】やってみる
「バチッ」一瞬のできごとだった。学習机の電気のあかりが消え、こげたような香りと、すこしの煙。おそらく小学校の高学年のときだと思う。紙、練り消し、ボールペンの芯、コンセントの片側にいろいろなものをいれて遊んでいた。しかしなにも起きない。なにも起きないというのはつまらない。「両...