【おたよりコラム】もらった愛情を次に
初めて長ズボンを履いたのは小学校高学年のときだった。寒くてではなく、うちにやってきた子犬に触られるのが怖くてだった。ジャックラッセルテリアという小型犬の子犬。ジャンプしてもソファーに飛び乗れないほどの大きさ。そんな子犬がぴょんぴょんとよってくるのが怖くてソファーよりも少し高...
【おたよりコラム】「ない」のなかにある
冬といったら、クリスマスプレゼントにケーキにお年玉、いろいろなものがもらえる最高の季節。幼いころの私はウキウキしながら冬を迎えていた。普段あまりおもちゃを買ってもらう家ではなかったということもその特別感を増やしていたのかもしれない。小学生のころに流行り出したポケモン。ゲーム...
【おたよりコラム】やってみる
「来年は新都心駅までの道、まで全部でハロウィンやりたいわ~」そんなことをぼやいていたのが1年前。イベントがうまくいき調子にのって言った言葉だったと思う。でもそれが1年後の今年、新都心駅までの通りでイベントを行うこととなった。こうあったらいいな~と自分の想いを口にしたことが叶...
【おたよりコラム】姉
「どうしてはーちゃんはゆるしてもらえるの?わたしもはーちゃんみたいにないたらゆるしてもらえるの?にんじんをたべたらほめてもらえるの?」そんなことが書かれたおりがみがみつかった。しっかり覚えていないけれどだいたいこんな感じの内容だった。幼いころの姉から母に向けて書かれた手紙だ...
【おたよりコラム】次の人への意識
キャンプの最終日。みんなで遊べる川に行った。天気もよく、まさに川遊びにもってこいの日。川の流れにのって流れてみたり、水をかけあったり、生き物を探したり、みんな思い思いにきゃーきゃーいいながら遊んでいた。そんな川で思いっきり遊びきって「さぁ帰ろうか」というタイミング。川に遊び...
【おたよりコラム】なにもないところから
つかつかつか、ぶちっ、そんな音がしてテレビの中のキャラクターは動かなくなった。小学校の高学年の頃だろうか。家でテレビゲームをしていたときのことだった。三尾家のルールはゲームは最長1日30分と決まっていた。でもやりはじめると30分なんてあっという間。「あとちょっと!もう少しで...
【おたよりコラム】あとから知ったこと
「学校に行きたくない」そんな大きな波が私には2回あった。 1回目は小学3年生のとき、夜中に「学校に行きたくない」と泣き始めたり、心のバランスを崩し、夜おもらしをしたり、「死にたい」というようなことをいったりもしたのがこの時だった。どうも学校の担任の先生にいじめられていたら...
【おたよりコラム】最高の学びの場
小学生の私の土日は、毎日サッカーの練習に行っていた。でも練習は半日。午前か午後のみ。午後の練習で、午前に時間がある時、よく朝ごはんにホットケーキをみんなで作るという家族イベントがあった。このホットケーキを焼くときは、母の料理はお休みの日ということになっていた。作るのは父親の...
【おたよりコラム】カラフルな世界
3年生の夏休み。「よし、少し歩いて近くまでいったらお母さんは驚いてくれるかな」そんな気持ちで歩き始めた。家から4kmほど離れた大きな駅の近くで習っていたスイミングの後のこと。車で母が迎えにきてくれることになっていた。でも母が来ていなかったのだ。近くにいるのかなーとふらふら。...
【おたよりコラム】自分があって人がいて
出会い。それは突然のものが多いと思う。夏のキャンプ以降教室やイベントに関わってくれている背の高いりゅう。りゅうとの出会いはキャンプのスタッフ募集から。色々な偶然が重なって今にいたるのだけれども、心から信頼し、いろいろなことを任せられるひとり。そんなりゅうとはよく話す。芸術に...